店舗と本部の距離の近さがスタッフ定着の秘訣！それぞれの成長を後押しするための人材育成にも注力＜KYKグループ＞

KYKグループ

「KYKグループ」の運営する飲食店は、”親から子、子から孫”と3世代に渡って訪れるお客さまもいるほど根強いファンが多いことが特徴。そんな風に長年愛されるお店づくりに、「人材育成」は必要不可欠です。

「また来たい」と思ってもらえる接客や調理を行っているスタッフたちは、どのようにして育つのか。スタッフ一人ひとりの成長を促す仕組みや、長く活躍し続けられる職場づくりの秘訣について、総務人事部の小林さんにお話しを伺いました。

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「○○歳以上はNG」と決めずに、まずは会ってみることが大切！

私たちは「40代はNG」「若すぎるのはNG」など、年齢だけで採用枠を狭めることはしていません。実際にはスタッフの高齢化も進んでいますし、もちろん若い方も欲しいというのが本音です。でもその反面、人手不足の店舗では経験豊富な即戦力が必要というのも事実。だからこそ、年齢で求職者を絞り込んだりせずに採用活動を行っています。

職歴などを確認し、うちで活躍してほしい人材だと感じたら、スカウトメールをお送りしています。その後、メールへの返信やエントリーがあった方とは、基本的にほぼ100％面接を実施。やはり会ってはじめて分かることも多いので、直接会ってお話して、求職者について詳しく知ろうとする姿勢を大切にしています。

面接では、前職についての話や、入社後どんなことがしたいのかなど基本的なことを確認します。私たちが求職者を選ぶのはもちろんですが、求職者にとっても面接でその会社のイメージが固まりますよね。面接の際に会う社員の印象＝会社全体の印象となる可能性もあります。だからこそ、身なりにも言葉づかいにも気を使っています。その分、求職者に対しても身なりや受け答えの仕方などはチェックさせてもらっています。

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「店舗」と「本部」の心の距離の近さには自信あり！その秘訣は...

せっかく入社した社員がいても、すぐに辞めてしまっては意味がありません。だからこそ、入社後のサポートにもチカラを入れています。入社から1、3、6、9、12カ月と3カ月おきに店長と面談を実施。面談には、事前に用意した「面談シート」を使用。そのなかには、「出勤状況・遅刻や早退の有無」「本人の習熟度」「スキルについて」「今後どういう風になっていきたいか」「なにができるようになりたいか」などの項目があり、面談の内容を店長が記入します。その結果を人事部へフィードバックすることで、新しいスタッフの状況や今後の育成方法などの参考にしています。

ですが、この面談の一番の目的はそのスタッフをサポートすること。入社して間もないなかで、不安なことはないか、なににつまずいているのか、それを知ることでスタッフに寄り添ったサポートができるんです。店舗数が多いからこそ、スタッフ一人ひとりにしっかりと目を配ることを大切にしています。

店長との面談以外にも、本社の人事担当からスタッフに直接電話をすることも。入社から1カ月経ったころに電話をして、店長には言えないことも相談してもらいやすいような雰囲気づくりを行っています。

その後も働いていく中でなにかあったら、店舗スタッフからすぐ本部に相談の電話をしてもいいと伝えています。結構ハードルが高いと思われるかもしれませんが、多くのスタッフが実際に本部スタッフに相談する風土ができているので、新しいスタッフも自然と相談してくれるようになるんです。

大切なのは、なにか相談や質問をされた際に「それ店長に聞いて」などと突き放さないこと。親身になって話を聞くことで、店舗と本部の距離も近付き、スタッフがストレスをためづらい環境を生み出しています。

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女性が活躍できる環境づくりのために発足した「ジョカツ」とは？

当社は2016年、「女性の活躍促進に向け社会全体で取り組んでいくこと」をめざして大阪市が実施している「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証を受けました。

社内で「ジョカツ」を発足し、女性の働きやすい環境づくりに取り組んでいます。「ジョカツ」とは、女性活躍推進委員会のこと。メンバーは女性社員で構成され、女性のリアルな目線で見た現場での気付きや、育児との両立の難しさなどについて意見を交わしています。

その中で出た要望は、会社の制度としてしっかり反映しています。最近では、育児中の社員から「時短勤務は助かるけど1時間単位でしか時短できないのが困る」という意見がでました。そんな現場の生の声を受け、30分単位で時短勤務ができる制度も導入。

これからも一人ひとりの成長のため、働きやすさ向上のため、社員に寄り添った制度や仕組みを大切にしていきたいと考えています。