基本的に全員と面談！書類だけでは見えない部分こそを大切に。＜株式会社クロスキンキ＞

株式会社クロスキンキ

“手作り料理と心からのおもてなしでお客様に活力再生”をモットーに、海鮮料理を主とした和食居酒屋を経営する『株式会社クロスキンキ』。「食を通して人の健康を作り、幸せな時間を提供する」「飲食店の新しい姿を創造する」ことをミッションに掲げ、関わる全ての人達の幸せを実現することを理念としています。

同社の特徴は人材採用をする際、必ず求職者さまと一度直接会うようにしていること。その理由や採用までどういった取り組みを実施しているかなど、採用担当も兼任している部長の南様にお伺いしました。

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文面からではわからない"熱意"を感じ取れるため、メールではなく必ず電話対応。

私たちは、応募があった後のファーストコンタクトとして「必ず電話をすること」を注視しています。人材募集する理由については企業ごとにそれぞれあると思いますが、”現状人が足りていない”から求人をかけているかと思いますので、応募をしていただけたあとの対応も原則即日対応、遅くとも翌日には対応しています。

メールではなく、直接電話を差し上げさせていただいている理由としては、直接お話しさせていただくことで、当社に対する熱意というか本気度を感じとれるからです。

単なるいくつかの企業に応募をしている中の一つなのか。
それとも本当に私たちの会社に興味をもち、応募をしていただけているのか。

求職者さまの事情ももちろんあると思いますが、当社から電話をかけさせていただいて、すぐに出ていただける方、時間が空いた時に折り返しをいただける方は、やはり後者の方が多いと感じています。もちろんどうしても電話連絡が取れない方に対してはメールでのご案内もさせていただきますが、やはり残念ながら最終的にはご縁に繋がらないことがほとんどです。

メールでの文面では、その方の人柄や熱意がどうしても伝わりくいこともあると思いますし、電話で直に声を通してやり取りするからこそ感じられるものがあると思うんです。一人一人と本気で向き合いたいと考えていますので、こちら側からの質問に対しての受け応えであったり、求人内容のすり合わせであったり、そういった細かいところを大事にしていますね。

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時間の捻出が難しく、毎回突貫工事（笑） それでも全員と直接面談する理由は・・・

電話連絡でつながった求職者様に対しては、基本的に全員と面接の場を設けています。やはり飲食業を営んでいる会社なので、ひざを突き合わせてみないと判断できない部分が多くあると考えています。だからこそ当社では、長年、応募者には必ず1度会わせていただくことにしているんです。

ただ正直に言うと、毎回面接の準備などは本当に突貫工事ですね（笑）。

私を含め、面接を担当しているのは飲食業の現場も担当していたり、兼任のスタッフばかりなので、求職者さまの都合をヒアリングしたうえで、お店の都合も鑑みないとなりません。ですがその大変さを乗り越えてでも「一度会う」ことを何よりも大切にしていますので、どんなに忙しい状況の中でも、面接の時間は捻出しています。

全員と面接させていただいているからと言って必ずしも「どういった方なのか」見抜くのは難しいです。ですが一度会うからこそ、コミュニケーションやレスポンスの仕方などで履歴書やメール文面などの書類では気づけないその方の魅力がわかりますし、当社の社風であるとか将来的に馴染んでいただけるか、最低限の判断はできていると思っています。

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ほかのどこの企業でもなく、「当社で働いていただく」からこそ大切なこと。

面接の際に特に大切にしていることは、当社の理念と社風にあうかどうかです。そういった理由からも、面接では「入社したら何がしたいのか、何をやっていきたいのか」などといった、将来のことや目標、そしてその想いの強さは必ず伺わせていただくようにしています。
そして当社からも、当店で働くことによってその目標のお手伝いや実際に実現できる環境なのか、を必ずお伝えさせていただく。面接ではしっかりと「お互いの入社後の活躍イメージ」を合わせておくことが大切だと考えています。

ほとんどは中途採用になるので、求職者さまには前の会社の社風であるとか、働き方、理念などが少なからず指標になっていると思うんです。そういった理由からも当社の理念や考え方など、「当社で働いていただく」前準備をしていただくことは大事だと思います。

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相互理解に最適のトライアルである「採用前研修」を実施。

この取り組みはまだ始めたばかりなのですが、1次面接終了後に、2週間の店舗研修を実施させていただいています。やはり面接中の言葉の説明だけではわからない、実際に働いてみないと感じ取れない雰囲気などはかなり重要なポイントだと思いますから。

まだまだ実績は少ないですが、求職者さまにとっても実際にその現場が「合うか合わないか」「本当にここでやっていけるかどうか」を判断する場にも最適だとのお声もいただいています。現場での体験を通し、お互いの理解を深め、納得していただいた上での入社実績もありますが、やはりイメージと違ったといったギャップは限りなくゼロに近いと思います。

採用後にも、まずは1日をかけての研修をご用意させていただいています。そこでは当社の代表が、面接時にもお伝えしたことを再度お互いにすり合わせる意味も込めて、改めて当社の働き方であったり大切にしていることをご説明しています。
そのほかに取り組んでいることでいえば、年3回、入社2年未満の方を集めて研修する機会も設けています。ここでも当社の働き方の再確認はもちろん、入社歴の浅い世代同士で横のつながりを作っていただくためです。

これからもスタッフ一人ひとりに寄り添った仕組み構築や、体制づくりに努めていきたいと思います。