DX推進により入社手続きをオンライン化へ。入社～長期定着に至るフローを構築＜株式会社ノバレーゼ＞

株式会社ノバレーゼ

婚礼プロデュース部門・婚礼衣裳部門・レストラン部門を軸に、ブライダルに特化した多角的な事業を展開する「株式会社ノバレーゼ」。2000年の設立以来、『Rock your life～世の中に元気を与え続ける会社でありたい～』という企業理念のもと、オリジナルウエディングを全面に打ち出したプロデュースを実現。無限の可能性を追求しながら日々成長しています。

お客さまである新郎新婦の門出を祝う本番当日まで、長期間に渡りさまざまな「ウエディングのプロ」が寄り添う現場。主役であるお2人、家族、ゲストに至るまで、満足度の高いサービスを提供する各スタッフの育成こそ、とても重要なミッションとなります。

そこで、同社の「採用の強み」である、オンライン化、等級制度、内部研修について、人材開発部の前野さまに伺いましたので紹介します。

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DX推進が追い風に！手続きのオンライン化でスピーディな対応が可能となりました

当社の面接は全部で2回行い、対面は基本1回のみです。採用ポイントは会社のビジョンに共感してくださるか否か。そして、当事者意識を持っているか、主体性があるかも大事ですね。休日や給与、待遇といった条件面のみを重視する方は、例え入社しても定着しない可能性があるのでお断りすることがあります。やはりこの辺りはWEB履歴書だけでは分からないので、直接お話することが必要不可欠ですね。

内定～入社時に必要な手続きはすべてオンラインで完結できるため、スピーディかつ確実で双方手間が掛からないこともメリットです。この採用システムは、人事部とシステム部で起案し設計・構築しました。会社自体がIT投資にも理解があり、DX推進の社風が追い風となり背中を押してもらえました。

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等級毎の研修から得るものの多さ。仲間、モチベーション、そして成長意欲まで

採用にこだわるからこそ、素晴らしい人材が集まります。ただ「入社して終わり」ではなく、多くを学びながら能力を発揮し続けることが必要です。当社では、ジュニア・シニア・リーダー・ミドル・エグゼクティブという等級制度を設け、各等級ごとに細分化された研修を行っています。例えばジュニアであれば、ビジネススキルやブライダル業界についての基礎知識。シニアになれば先輩と後輩の間に立つパイプ役になるので、それに相応しい立ち居振る舞いや考え方。リーダー以上になればマネジメントや育成について。同等級内でもクラスを分け、同じレベルの仲間とともに学ぶスタイルです。中途入社であれば経歴やスキルを鑑みますが、試用期間3ヶ月の仕事ぶりから、入社時に仮決定した等級よりもさらに上の等級からスタートに切り替わることもあります。
また等級毎の存在意義や行動指針、そして給与レンジ等も決まっており、詳細は社内のポータルサイトでも開示しています。このことにより、現在の立ち位置や、これから目指すキャリアが明確化され、各スタッフのモチベーションを高めることができる利点もあります。

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人材育成・定着は『素晴らしいサービス』を提供するために避けられない重要なフェーズ

まず、人材育成における重要なポイントは『上司』、いわゆる中間管理職のマネジメントスキル次第だと考えています。お客様や仕事への向かい方やモチベーションの維持までいわば、上司や先輩がどうそのスタッフと向き合って教え、任せていくかで成長度が変わってくると思います。そのようなスタッフの成長に関わるマネジメントスキル全般について経営陣やエリア長から中間管理職のメンバーに向けて頻繁にメッセージが発信されています。“スタッフの長期定着は上司による”と言っても過言ではないですし、良い上司の元だとまず辞めません。しかし、その反対だと早期退職の原因にもなり得ます。ですので、役職についたからといって安心せず、学ぶ姿勢を持ち続けてもらうためにも、チームビルディングやマネジメントのスキルアップに日々重きをおいています。

次に、人材定着についてですが、当社では、“公平な評価制度”、“福利厚生の充実”、“スタッフとの向き合い方”などに重点を置いています。最近では、オンボーディング制度（新しく入ったメンバーが早期から実力を発揮して企業に貢献できるようにすること）を導入しました。入社3ヶ月間の間に月1回の面談を行い、「困っていることを徹底的に無くす」ことから始めています。そのほかにも、ストレスチェックや、キャリアビジョンアンケート、半期ごとにたてるMBO目標の進捗面談も取り入れ、フェーズに合わせながら、相談にのったり、アドバイスを受けられる環境にしています。「この会社で長く働きたい」と思うポイントは人それぞれですが、まずは上司との信頼関係を構築することが、長期定着への近道ではないでしょうか。

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人材開発部として目指す場所

『経営陣・人事・現場＝三位一体』であり、この関係性が大事だと捉えています。経営陣は先を見据え、中長期的な計画を立てる。現場は「今起こっている問題点」など短期的な部分の解決へと走る。どちらも大切なことで、その真ん中に立って想いを繋ぎ人材を通して会社のミッションを実現していくのが我々の使命です。この三位一体を体現することが、最終的に社内に活性化と多様性をもたらし、全スタッフが「ALL WIN」な会社になれると信じています。またそうなれば自ずといいサービスが生まれ、良い人材が集まり、良い採用へと繋がっていくものだと考えています。